素晴らしい書籍が発刊された。モルテン・イェルウェンの『Africa: Why Economists Get it Wrong』だ。これは2013年に出版された『統計はウソをつく-アフリカ開発統計に隠された真実と現実』に続く素晴らしい成果だ。
イェルウェンは力説する。
「アフリカの経済成長を解説するエコノミストには根本的な誤りがある。アフリカ諸国が経験してきた失敗について説明する際にエコノミストが用いる分析手法や概念は1990年代に考えられたものであり、1960年代や2000年代の経済成長を説明するには不適切なものだ。」