「効果的な社会保障制度に注力することで、経済・社会から取り残された子供たちが受益する」
UNICEFは中央アジア・コーカサス・東欧地域の30カ国を対象に、社会保障が子供の貧困に与えるインパクトについて調査研究を行った。報告書では、貧しい子供たちが抱える経済・社会的課題を分析し、社会政策がどのような役割を果たすことができるか(果たしているか)についてまとめている。
ここで言う社会保障(Social Protection)は、現金給付、保健・教育アクセスのための補助金、カウンセリング、ソーシャル・ワーク、育児休暇を対象としている。
報告書によれば、20年前の状況と比べ、相対的に子供を取り巻く環境に改善は見られるものの、社会保障の保護対象となるべき家庭・子供の多くが未だに取り残されているようだ。
こうした状況を受けユニセフは、子供の貧困の観点から社会保障制度改革に関する政策提言を行っている。
参照:Invest in better social protection for the most disadvantaged children