最近、至る所で話題となっている「Fin Tech(フィンテック)」という言葉。これは。金融を意味する「Finance(ファイナンス)」と、技術を意味する「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語で、つまり「フィンテック」IT技術を活用した新たな金融サービスという意味です。
タグ: オピニオン
マラウイ・コタコタ動物保護区、再開発の裏側-影響を受けた村人達
政府によって、「African Parks Project」という動物保護区を守る活動が、マラウイのコタコタで行われている。コタコタ動物保護区(Nkhotakota Game Reserve)はマラウイ国内の保護区の中で最も歴史が古く、また国内の保護区としては最も大きく1,750km²の面積を持つ。
開発途上国における家事労働者の社会保障カバレッジ
世界の家事労働者の90%は社会保障に入っていない。ILO社会保障局が発表した報告書によれば、世界の家事労働者(Domestic Workers)の90%が社会保障の適用を受けていません。
コスタリカの社会保障制度と貧困削減政策
コスタリカでは、貧困を2つの方法で計測していて、社会保障プログラムのターゲティングにも使っているようだ。1つ目の計測方法は、所得・消費で計測する通常の貧困指標。貧困ライン以下の人々を貧困層と定義して、貧困率、貧困ギャップ、二乗貧困ギャップを計算する、というおなじみの貧困指標だ。2つ目は、当サイトでもたびたび紹介している多次元貧困指標。
マラウイのトイレを綺麗にする方法、コミュニティ主導型総合衛生管理(CLTS)という改善策
開発途上国、衛生改善、トイレのキーワードを聞いて思い出したのが、コミュニティ主導型総合衛生管理(Community-led Total Sanitation: CLTS)という手法だ。文化人類学のアプローチで、ファシリテーションを通じてコミュニティ自らが公衆衛生の重要性を見出すことを促す手法だ。
マラウイ農村の公衆衛生の問題点は?-サニタリーモニタリングを実施して分かったこと
マラウイ農村の公衆衛生の課題は?世界遺産マラウイ湖に面した町、コタコタ。この町のはずれにある農村で、トイレを各家庭に設置してもらうプロジェクトが数年前から行われている。マラウイの農村では、文化的・経済的な側面からトイレがなかったり、正しく使用していなかったりする家庭が多い。
日本が援助したチリの鮭養殖産業で環境問題?経済・社会的な貢献も忘れてはいけない
チリ鮭の養殖産業がもたらした経済・社会的なインパクトを無視して、こうした政策的な議論を行ってはならないだろう。もともと、チリの鮭養殖産業は、JICAの技術協力によって生まれた経緯がある。
開発途上国の経済成長の影、伝統と発展のジレンマ
開発援助に携わる者が常に抱えるジレンマがある。開発と景観の両立だ。仕事上は多くの場合、経済合理性を追求することを求められることが多い。一方、開発途上国を訪れて「いいな」と思い、写真を撮るのはローカルの暮らしだったり、伝統だったりする。
開発途上国援助のイデオロギー対立、社会保障セクター編
一般的に、世界銀行、国際通貨基金(IMF)、アジア開発銀行(ADB)といった開発金融機関は、資本主義的と言われている。報告書を読むとお分かりいただけると思うが、「市場メカニズム」、「生産性」、「経済的合理性」といった言葉が並ぶ。つまり、どのような開発アプローチを取ろうとも、最終的に目指すところは経済やマーケットが念頭にある。
IoT、ビッグデータ、AI、3Dプリンタ、ドローン、新たなテクノロジーは途上国を豊かにするのか?
携帯電話やスマホを通り越して、IoT、ビッグデータ、AI、3Dプリンタ等、ここ最近の新たなテクノロジーの盛り上がり様は目を見張るものがある。そして、それらの新しいテクノロジーが途上国開発でどのように活用されるのか?というのも非常に興味深いところ。