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THE POVERTIST 2019年8月1日号

Photograph: Kuniharu Yamada

お前、ラッキーじゃん。JICAで勤務していた際、観光産業を支援する部署に配属になった若手に掛けられる言葉。それは一重に出張先が観光地であることが多く、世界中の観光地を業務で回ることが可能だからだ。これはあくまで本音混じりの冗談か応援歌のようなもので、実際には多種多様な知見が要求される仕事であることは疑う余地もない。

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THE POVERTIST 2019年7月1日号

THE POVERTIST 2019年7月1日号

最近の会話で気になったことがある。The Povertistは国際開発系の老舗オンラインマガジンらしい。なるほど、たしかに、書いている私たちは随分歳を取ったものだ。紙媒体であれば、国際開発ジャーナルは比べ物にならないほどシワは多い。

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THE POVERTIST 2019年6月1日号

THE POVERTIST 2019年6月1日号

伝統的に開発援助を行ってきた西側諸国と日本。OECDに設置された開発援助委員会(DAC)が監視機能を果たすことで、譲許性を担保した秩序ある開発援助が展開されてきた。21世紀の開発援助においては、伝統的な開発援助国はもはや主役ではなく、民間資金やDACの監視下に無い新興ドナーの影響力が高まってくると考えられる。

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THE POVERTIST 2019年5月1日号

THE POVERTIST 2019年5月1日号

世界の株式市場に身を置くと、世界経済の雰囲気を当事者として感じることができる。昨年12月、景気後退を今か今かと待つ市場に、株価急落の波が一気に押し寄せた。それにもかかわらず、急落した株価は右肩上がりに再び当時の水準を取り戻した。

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THE POVERTIST 2019年4月1日号

THE POVERTIST 2019年4月1日号

開発援助に携わる実務家には、避けて通ることのできない壁がある。支援対象国の国内政治である。部外者である私たちにとっては、どれほど努力しようとも超えることのできない壁。しかし、すべての開発援助は国内政治によって選択され実行されるわけで、部外者である私たちは真正面から向き合わなければ実務を前へ進めることは難しい。

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THE POVERTIST 2019年3月1日号

Photograph: Valerian Guillot

温暖な気候が年間を通して続く東南アジア。寒い冬がある中央アジア。勤勉かつ金儲けが評価される地域。ガツガツと働くよりもノンビリと家族と過ごす時間を大切にする地域。世界には様々な国と地域が存在する。開発援助に携わる実務家は、一つの尺度で物事を見てはいけない。そうわかっていても、実践することは難しい。国を見る視点は、永遠の課題なのかもしれない。

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THE POVERTIST 2019年2月1日号

Photograph: International Labour Organization

時代の流れについていける者だけが生き残り、出遅れた者は再び流れに乗ることはできない。そのような世界にならないよう、誰も取り残さないための政策や経済・社会の在り方を考えていかなければならない。

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THE POVERTIST 2019年1月1日号

Photograph: Ippei Tsuruga

ラオス南東部の田舎町パクセ。この町の朝はいつも美しい。托鉢に並ぶオレンジの袈裟に並ぶ町の人たち。日の出の時刻になると、犬の遠吠えも止み、一瞬の静寂とともに一日が始まる。都会の喧騒とは程遠い日常の風景がそこにはある。