シリア難民がヨーロッパへ移民として移動する中、結核をはじめとする感染症対策にヨーロッパ諸国は頭を抱えている。今回は、WHOで結核対策を専門とする日本人職員に話を伺った。
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マラウイのトイレを綺麗にする方法、コミュニティ主導型総合衛生管理(CLTS)という改善策
開発途上国、衛生改善、トイレのキーワードを聞いて思い出したのが、コミュニティ主導型総合衛生管理(Community-led Total Sanitation: CLTS)という手法だ。文化人類学のアプローチで、ファシリテーションを通じてコミュニティ自らが公衆衛生の重要性を見出すことを促す手法だ。
マラウイ農村の公衆衛生の問題点は?-サニタリーモニタリングを実施して分かったこと
マラウイ農村の公衆衛生の課題は?世界遺産マラウイ湖に面した町、コタコタ。この町のはずれにある農村で、トイレを各家庭に設置してもらうプロジェクトが数年前から行われている。マラウイの農村では、文化的・経済的な側面からトイレがなかったり、正しく使用していなかったりする家庭が多い。
インドHIV感染拡大、輸血で2,200人以上が感染
輸血が原因で2,234名の感染が確認されたことを、インドの現地メディアが報道した。これはインド政府が実施した調査結果で、過去17ヶ月間だけでこれだけの被害が報告されたとのこと。
ガーナ、貧困層が国民健康保険へ登録、UHCへ前進
ガーナ政府は、6県に居住する貧困層83,300人を新たに国民健康保険(National Health Insurance Scheme: NHIS)へ登録したことを発表した。
ミャンマーがユニバーサル・ヘルス・カバレッジへ取り組み
ミャンマーは2030年のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成を目標としているが、医療スタッフの不足が課題となっている。
HIV/AIDS対策の現状と新たな問題
HIV/AIDSが最も深刻となっている地域が南部アフリカである。私が現在生活するザンビアも例外ではなく、保健分野に日頃から関わっている身としては、非常に身近かつ喫緊の課題である。
結核、マラリア、顧みられない熱帯病の根絶を目指して-UNDPと日本政府の取り組み
顧みられない熱帯病(NTDs)とは、熱帯・亜熱帯地域を中心に世界149か国で蔓延している疾患群のこと。
シエラレオネのエボラと環境の変化
シエラレオネは天然資源の恩恵を授かったアフリカ西部の国だ。しかし、天然資源に依存する歳入は、楽観視できない状況となってきている。
世界飢餓指数2015-紛争と飢餓、5つのポイント
世界飢餓指数2015が発表された。これは国際NGOコンサーン(CONCERN)と国際食糧政策研究所(IFPRI)が毎年発行している報告書に掲載されたもの。