中所得国では「経済成長=貧困削減」はウソ。社会政策は貧困撲滅へ重要な役割を果たす。そして、開発途上国で社会政策を拡充するためには政治経済がカギとなる。
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SDGsとMDGsの違いと特徴-経済成長・貧困削減だけでなく不平等も焦点に
持続可能な開発目標(SDGs)の最大のポイントは、経済成長が解決できない問題に焦点を当てていることだ。たとえば、栄養失調(Malnutrition)は経済成長と相関関係が無いことが確認されているし、不平等・格差も経済成長をもって解決できない問題として認識されている。
貧困撲滅へ向けた最後の旅路-ラストマイル
「ラストマイル(The Last Mile in Ending Extreme Poverty)」は持続可能な開発目標(SDGs)時代には必ず読まなければならない名著となるだろう。
栄養の7つの「売り方」
栄養の売り方?そんな崇高なことではない。世界の3分の1が栄養失調状態にある。私たちが栄養失調の要素の一つを改善しようとしている間に、別の問題がどこかで起きている(肥満問題)。
慢性的貧困の撲滅には何が必要か?-2030年へ向けて実務の観点から
2030年まで15年もある。いや、「15年しかない」という方が正しい。2030年までに貧困を撲滅することを目指すのであれば、今すぐに慢性的貧困の問題に取り組まなければならない。
慢性的貧困報告書2014-教育、社会保障、最貧層への裨益
絶対的貧困の撲滅へ向けて重要となる3つの政策を挙げるとすれば何でしょうか?4月15日の開発援助委員会でアンドリュー・シェパード所長(慢性的貧困アドバイザリーネットワーク:CPAN)へ向けられた質問だ。
エコノミストはなぜアフリカで失敗するのか?
アフリカの経済成長を解説するエコノミストには根本的な誤りがある。アフリカ諸国が経験してきた失敗について説明する際にエコノミストが用いる分析手法や概念は1990年代に考えられたもの。
プノンペンのビアガーデンと日本企業の進出-経済成長の表舞台
経済成長に沸くプノンペン。街の風景はこの5年で少しずつ表情を変え、人々は新しい時代を肌で感じ、古きよき時代を懐かしむ旅人は変化を受け入れなければならない。
エスター・デュフロ - 貧乏人の経済学を語る
エスター・デュフロが貧乏人の経済学についてインタビューで語った。デュフロはRCTと呼ばれる手法を用い、エビデンスベースの開発政策評価を世に広めることに貢献した。
カンボジアの2015年経済成長率は7.3%の見込み
カンボジア経済の見通しは良好-アジア開発銀行による予測、エイズ感染者続出の村からのレポート-バッタンバン、ポイぺト国境でカンボジア-タイ間の貿易が活発化、マイクロファイナンス金融機関の業績が良好