半月ほど前、バンコク一帯は大気汚染濃度が高くなり、小中高校、大学が2日間すべて休校になった。自分ではそれほど自覚はなかったが、街を歩くとみんながマスクをしていて、それが異様な光景に映り驚いた。
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一粒のコメ、持続可能な消費
「私が子供のころには、ご飯茶碗にコメ粒一つ残しただけで親から叱られたものですが、最近の親は子供にそうしたしつけをあまりしないんでしょうか」と親しい同年代の友人に言われ、自分にも同じような経験があるのを思い出した。「この一 […]
増加に転じた世界の飢餓人口
「世界の飢餓人口が再び増加に転じた」と報じた2017年9月の国連のレポートは世界に大きな衝撃をもたらした。10年以上もの間、着実に減少を続けていた世界の飢餓人口は2016年、前年の7億7,700万人から世界の人口の11%に当たる8億1,500万人に増加したのだ。
カンボジアの貧困問題、現在の状況と見通し
世界銀行が2016年7月1日、カンボジアのマクロ経済見通し(Economic Outlook)を公開した。新しい世帯調査の結果を反映したものではいため、貧困指標(貧困率、貧困ギャップ率など)のアップデートは行われていないが、最新のマクロ経済状況を元に貧困を分析している点については参考になる。ここでは、世界銀行の報告書から貧困問題に関するポイントをまとめてみた。
カンボジア、気候変動が稲作へ影響、2030年までにコメ価格が倍増の見込み
カンボジアで気候変動の影響が顕在化しつつある。最近の調査によれば、カンボジアの稲作セクターは政府が気候変動に対応しない限り、最も悪影響を受けるセクターのようだ。
エルニーニョの影響は終息せず、アフリカ各国の被害情報をまとめた報告書をユニセフが発表
過去最強レベルのエルニーニョが引き起こした深刻な干ばつや洪水によって飢餓、栄養不良、病気は増え続けており、子どもたちへの破壊的な影響は悪化している。
アフリカの気候変動対策には300兆円足りない?
アフリカ諸国は気候変動対策に約300兆円必要としている。INDCsの試算によると、気候変動の影響を緩和するための政策に約270兆円(2.7兆ドル)、適応策に約49兆円(4,880億ドル)が2030年までに必要とされるようだ。
気候投資基金、気候変動による損失に対処するためカンボジア政府に9,600万ドル提供
アジア開発銀行(ADB)によると、カンボジアは気候変動の悪影響で昨年の国内総生産(GDP)160億ドルのうち10%に相当する15億ドルの損失に対処するため、気候投資基金のもとカンボジア政府へ9,600万ドルを提供した。これは、17州、約2万世帯で11万人以上の人々に利益をもたらすという。
マラウイ・コタコタ動物保護区、再開発の裏側-影響を受けた村人達
政府によって、「African Parks Project」という動物保護区を守る活動が、マラウイのコタコタで行われている。コタコタ動物保護区(Nkhotakota Game Reserve)はマラウイ国内の保護区の中で最も歴史が古く、また国内の保護区としては最も大きく1,750km²の面積を持つ。
フィジー観光都市ナンディが洪水対策に頭を抱える理由
この太平洋の楽園が今、洪水対策に頭を抱えている。現地報道によると、フィジー政府は河川を複数の支流へ分岐するアプローチが、もはや洪水対策とならないことを示唆している。