特集一覧

人道援助と開発援助の連携

人道援助と開発援助の連携(NEXUS)の重要性が語られて久しい。紛争や政治といった開発援助が深入りしにくい分野に人道援助は国境を越えて踏み込む。人道援助から開発援助のフェーズへの移行をスムーズに行うためには、理論的な議論にとどまらず、実務的な具体策が必要となる。


サッカー選手の夢破れ、国際協力の世界へ

高校時代に自身が経験した貧困体験、サッカー選手になれなかった悔しさを元に、国際協力の専門家になることを夢見て一念発起。JICAでのインターン、総合商社、国際NGO、英国大学院を経て国際機関で勤務する筆者の経験談。


農業開発の倫理とは‐食料貿易論争を通じて見える2つの視点

食料貿易を切り口に「成果」と「プロセス」の倫理的対立について考察。これは開発事業全般で見受けられる対立かもしれない。


ルワンダが目指す知識基盤型経済

ルワンダの軌跡を振り返り、今後の10年を考える。ルワンダが目指す「知識基盤型経済」をテーマにしたパネルディスカッションでの議論を中心に、ルワンダが描く「知識基盤型経済」への道程と開発援助の役割を考える。


予算から見る開発援助

開発援助のアクターが多様化している。国際機関はこれまでもこれからも開発援助の主要なアクターであり続けると考えられるものの、その役割は変わりつつある。予算から開発援助の潮流を紐解く。


カメルーンの色彩

アフリカンプリント。独自の模様と色使いに込められた作り手の思いとセンスに魅了される。「色彩」は衣類の色だけではなく、多様性を表す。カメルーンで出会った「色彩」をテーマに、カメルーン駐在員がレポート。


ビジネスと開発

従来の開発援助の枠を超え、民間セクターの役割が大きくなってきている。PPPやBOPといった用語が既に一般的なものとなりつつある今、慈善事業を超えたビジネスと開発の繋がりを吟味する時期に来ているのではないか。


東南アジアのコメ市場に何が

2016年から2017年にかけて東南アジアを襲ったコメ価格の暴落に関する考察。市場への影響から住民生活への影響まで、データを読み解いていく。


カンボジアのマイクロファイナンス

マイクロファイナンス全盛期にあって、カンボジアには多くのMFIが登場した。学術研究から日々の市況まで、様々な分析が行われるようになっている。


国際協力のプロになるために

国際協力や開発援助のプロになりたいと考える若者が直面する共通の悩みがある。ボランティアかプロか。ジェネラリストかスペシャリストか。国際機関かJICAかNGOか。そして働き始めてからも文化の違いに面食らうことも多い。


日本の国際協力を盛り上げるために

日本の援助について悪く言う開発途上国の人々に出会ったことは一度もない。一方、日本の事業は定量的に評価できないもの、評価しないものも多く、国際社会では「見えにくい」ものとして語られることが多い。国際的に評価されることと、開発途上国のためになることの間には大きなギャップがあるのかもしれない。


国際協力の広報戦略

国際協力は国際交流とは異なり、事業を通じた開発効果がより重要となる。インパクトを発信することで事業に対する理解が広まり、開発援助機関や国を超えた知見の共有にも繋がる。


タクシー運転手の途上国開発談話

タクシー運転手は世間の声を代弁している。タクシー運転手は日々住民の声を聴き、メディアの情報と現実を比較する機会を持つ。主観的、客観的問わず、様々な情報がいろいろな視点で集まる場所。それがタクシーであり、それを踏まえて議論を展開するのがタクシー運転手なのだ。


国際協力の在り方

そもそも国際協力とは何か。どのようなアプローチが良いのか。そもそも論は永遠の課題である。


NGOの役割

開発援助の担い手が多様化する中、NGOの役割がますます重要となってきている。