日本政府がセネガルのユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を後押しする。8月27日、TICAD VIでナイロビを訪問していた安倍首相とセネガルのサル大統領が首脳会談を行い、安倍首相からUHCの推進へ向けて84億円の円借款供与が約束された。
これが実現すれば、日本政府によるアフリカにおけるUHC借款は、ケニアに続いて2例目。ケニアの借款金額は40億円だったことから、セネガルで実現すれば約2倍の供与額となる。
アフリカにおけるインフラ整備事業以外への円借款活用は珍しく、こうした社会セクターへの大規模な支援拡大を今後ますます期待したい。
今後JICAが調査・設計を行い、実施を担う見込み。
参照元:日・セネガル首脳会談(外務省)