ルワンダ政府がデジタル化に関する国際会議を開催した。アフリカ全土から36カ国、域外から29カ国の外交団が首都キガリに集まった。
会合の正式名称は『Second Annual Government Meeting of the ID4Africa Movement』。
アフリカでは、社会保障制度の整備とあわせて国民認証カード(IDカード)の普及が進んでいる。多くの場合、紙媒体での登録と認証ではなく、電子データによる登録が一般的となりつつある。
アフリカ随一のデジタル産業国ルワンダが、今回の会合を開催することは自然なことと感じる。それ以上に、同国だけでなくアフリカ全土でIDカードのデジタル化が急速に進みつつあることに注目したい。
先進国では人権保護を理由に、生体認証や個人情報を国が管理することに否定的な意見が多い。アフリカにおけるデジタル化の流れは、こまで先進国が経験したことの無い開発プロセスを予期させる。
参照:Rwanda hosts conference on digitalising African identity cards