寝る前に開けておいた窓からは、耳障りな目覚ましの音が聞こえてくる。通りに面したこのゲストハウスでは、ニワトリや野鳥たちの声が朝を告げるのではなく、原付のエンジン音が朝を知らせてくれる。それでも朝7時30分まではしっかりと眠り、昨夜から9時間以上は寝ている。
国際
バンコクからコーンケンへ鉄道で行く列車の旅-駅弁編
列車の窓から外に目をやると、華やかに近代化の進んだ首都バンコクが負の側面を覗かせる。巨大ビル群の陰に立つ2階建ての簡素な掘っ立て小屋群はその象徴的光 景だった。隣の家との間は10cm。どこが入り口かもわからないくらい密集したぼろぼろの小屋に住む人々もこの街にはいる。
バンコク発ラオス行き-バックパッカー鉄道列車の旅
ようやくバンコクに到着したときには午前3時を回っていた。3、4時間のフライトの間に少しでも眠りたかったのだけれど、機内サービスのためにせわしなく動き回る乗務員はそれを許してくれなかった。
セックスの街バンコク
何とか乗り継ぎ方法を確認した後に待っていたのは、予期せぬ知らせだった。バンコク行きの搭乗時間がせまっても、電光掲示板にはその乗り場ゲートは示されてい なかった。4時間待ちの乗り継ぎ時間は見る見るうちに過ぎ去り、ようやくわかった事実は3時間の遅延で、出発時刻は夜中の23時過ぎとのこと。その日の天候は晴れ。他の全便は通常運行しているのに何故かバンコク行きだけが遅れているとのことだ。
誰の地球? セバン・スズキから15年
今日は1992年に国際会議で行われた演説を聞いてもらうことから始めたいと思います。話をしているのは、国連や政府のお偉いさんでも金持ちのビジネスマンでもなく、当時12歳だったセヴァン・スズキという日系カナダ人の少女です。
北京国際空港と中国の印象
旅立ちの朝、大阪の街は少し霞がかっていた。ニュージーランドから8ヶ月ぶりに戻ってきた日本を満喫する間もなく、2晩お世話になった民宿のおっちゃんにお礼 を言い、近くの駅へ向かった。