2019年12月期(第2四半期)の事業報告です。詳細については、媒体資料 2019年12月期(第2四半期)をご参照ください。
国際
THE POVERTIST 2019年6月1日号
伝統的に開発援助を行ってきた西側諸国と日本。OECDに設置された開発援助委員会(DAC)が監視機能を果たすことで、譲許性を担保した秩序ある開発援助が展開されてきた。21世紀の開発援助においては、伝統的な開発援助国はもはや主役ではなく、民間資金やDACの監視下に無い新興ドナーの影響力が高まってくると考えられる。
外的世界と絡み合う中央アジア
4月末に、中国がホストした現代版シルクロード構想といえる「一帯一路(Belt and Road Initiative: BRI)」に関する国際会議には、中央アジアの多くの首脳が参加しました。第二回目となる会議では、中国は、これまで通りまたはそれ以上に、中央アジアそしてユーラシア大陸、外縁の国々に対する影響力を保持していることを見せつけました。BRIにおいては、中央アジアの巨大な鉄道インフラ開発プロジェクトが注目されています。
ベトナムのSDGs達成へ向けた取り組みと進捗
「宇宙船地球号」 ― 地球の限りある資源の下、我々はどのような行動をとっていくべきか。地球が一体となって取り組むべき国際目標SDGsのベトナムにおける状況を、JICA青年海外協力隊としてベトナムの農村開発支援NGO「VIRI」で活動中の山田邦永が紹介する。
THE POVERTIST 2019年5月1日号
世界の株式市場に身を置くと、世界経済の雰囲気を当事者として感じることができる。昨年12月、景気後退を今か今かと待つ市場に、株価急落の波が一気に押し寄せた。それにもかかわらず、急落した株価は右肩上がりに再び当時の水準を取り戻した。
中央アジアを巡る政治、経済、文化
キルギスでは内政は安定しつつも、政局では前体制と現体制の間での摩擦が続いており、また第三勢力による動きが水面下で続いています。4月は韓国大統領による中央アジア諸国歴訪がありました。今月号では、自身が最近訪問したタジキスタンの現地の状況について紹介し、シルクロード文化遺産と日本との関係を紹介します。
「社会派イラストレーター」牛嶋浩美さんとの奇跡のコラボ
「社会派イラストレーター」牛嶋浩美さんは、アートをとおした国際協力を様々な形で展開している。JICA青年海外協力隊としてベトナムの農村開発支援NGO「VIRI」で活動中の山田邦永が、牛嶋浩美さんとフェアトレードの奇跡のコラボレーションを紹介する。
バングラデシュのコメ作り
3月にバングラデシュを旅行した。日本のNGOシェア・ザ・プラネットの筒井哲朗代表理事に同行して、同NGOが東部のジェナイダー県で展開している節水技術導入による持続型農業事業の視察をするのが主な目的だった。
THE POVERTIST 2019年4月1日号
開発援助に携わる実務家には、避けて通ることのできない壁がある。支援対象国の国内政治である。部外者である私たちにとっては、どれほど努力しようとも超えることのできない壁。しかし、すべての開発援助は国内政治によって選択され実行されるわけで、部外者である私たちは真正面から向き合わなければ実務を前へ進めることは難しい。
転換期に向かう中央アジア
この一ヵ月の間に中央アジアでは、地殻変動ともいえる3つの大きな出来事が青天の霹靂の如く起こりました。一番大きかったのは、カザフスタンで独立後史上初となる大統領の体制移行が行われたことです。