大分県発祥の「一村一品運動」は、今や世界各国で展開されている。JICA青年海外協力隊としてベトナムの農村開発支援NGO「VIRI」で活動中の山田邦永が、世界に広がる一村一品運動を紹介する。
東南アジア
スマートシティの前に
半月ほど前、バンコク一帯は大気汚染濃度が高くなり、小中高校、大学が2日間すべて休校になった。自分ではそれほど自覚はなかったが、街を歩くとみんながマスクをしていて、それが異様な光景に映り驚いた。
社会保障改革を進めるアジア
開発途上国における社会保障政策は、その他の経済・社会政策と比較して後手に回りやすい分野である。社会保障制度は税と保険料を財源とするが、支払い能力の乏しい自営業・零細企業が大多数を占める環境では財源確保が難しい。
ベトナムのUNESCO無形文化遺産、伝統民謡「ビーザム」
ベトナム北中部、ゲティン地方における民謡「ビーザム」を、JICA青年海外協力隊としてベトナムの農村開発支援NGO「VIRI」で活動中の山田邦永が紹介する。
新たな価値への挑戦、ベトナム山岳地帯モン村におけるオレンジ加工製品の開発
ベトナム西北部、ホアビン省カオフォン郡モン村におけるオレンジ農家の精力的な取り組みを、JICA青年海外協力隊としてベトナムの農村開発支援NGO「VIRI」で活動中の山田邦永が紹介する。
持続可能な消費と生産
昨年、日本へ帰った時、久しぶりに大きな靴販売チェーン店を訪れた。なかなか気にいったものが見つからない。
変革図る山岳少数民族
タイ北部の洞窟に閉じ込められたサッカー少年らのニュースが世界中を駆け巡ってから、早いもので数カ月が過ぎた。その間にこの出来事は、いろいろな面で普段は知ることができないような話題を提供してくれた。
被災するインドネシア、地震と失業と雇用保険
インドネシアで地震による被害が拡大している。この国で社会保障整備を仕事としている身としては、どこかのタイミングで災害と社会保障についてプレゼンせねばと思っている。
経済成長、進むスラム化
日本は過疎化が進み、農業後継者不足が大きな問題となって久しいが、同じような問題が今、東南アジアの各地で起きている。今、私が住むタイでは、1970年代からの急速な経済成長が新たな産業と貿易、経済活性化をもたらし、多くの雇用を生み出した。その底辺にいたのが貧しい農村から都市部へ職を求めて移動した港湾労働者や日雇い労働者たちだった。
今、戦場に立っている
今、戦場に立っている。戦の狼煙があがれば、政府、労働者、使用者が四方八方から一気に攻め込む。国際労働機関(ILO)は政策論争と政治の駆け引きが入り乱れる戦場のど真ん中に陣を構える。その役割は喧嘩の仲裁ではなく、全員が勝つための戦略を一緒に練ること。