2013年4月24日にバングラデシュの首都ダッカ近郊でファストファッションの衣料品が多くつくられていた「ラナ・プラザ」ビルが崩壊し、1,100名以上が亡くなった事故。これを機に、世界中がファッションの裏側で生まれる問題を考えるようになり、今年で4年が経ったが、「ラナ・プラザの悲劇」以前にも実は多くの悲劇は生まれていた。
南アジア
ノーベル平和賞受賞者が語る「児童労働問題解決のための行動着手」とは?
国際労働機関(ILO)の最新の発表によると世界の子どもの9人に1人にあたる約1.7億人の子どもが児童労働に従事している。19世紀に奴隷制度が廃止されたものの、危険で有害な状況で子どもたちが働かされる状況は現代でも存続し続けている。
震災から2年、ネパール式防災の普及を目指す日本発NGOの取り組みとは?
本日2017年4月25日で、ネパールのゴルカ地震発生から2年が経つ。アジアで起こった未曾有の大震災は現在、どのような復興状態なのか。震災後の緊急救援で現地活動を継続したのち、現在は開発支援を行っている、シャンティ国際ボランティア会の竹内海人氏に話を聞いた。
テロとNGO
世界中でテロが発生している。筆者が駐在しているパキスタンでも近年、件数が減少しているものの、2月には複数の事件が各地で連続して発生し、計100人以上の民間人が犠牲となった。
インド政府がベーシックインカム導入に関心、財源に課題
インド政府が貧困削減対策として、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)に関するプロポーザルに関心を示している。このプロポーザルは、インド政府の主席経済顧問が実施した経済調査によって提言されたもの。
パキスタンのポリオ撲滅へドナー会合、JICAも出席
日本の支援状況については、国際協力機構(JICA)が「ポリオ撲滅事業」に関する円借款供与を2011年(49億9,300万円)と2016年(62億9,000万円)に実施している。
AIIBと世界銀行がタルベラダム拡充へ協調融資、パキスタン
パキスタンのタルベラダム(Tarbela)の機能拡充へ、アジアインフラ開発銀行(AIIB)と世界銀行が協調融資で合意した。
JICAがインドの地下鉄整備へ円借款か、デリーメトロ第4フェーズ
国際協力機構(JICA)がインドの地下鉄整備事業へ追加融資することに関心を持っている。これは、11月1日に地元紙THE HINDUが報じたもの。
都市の貧困と社会保障に課題、バングラデシュ
バングラデシュの貧困問題は、都市部で深刻さを増している。世界銀行のシニアエコノミストによれば、南アジアの社会保障カバレッジは、農村部の貧困層の31%が受益している一方、都市部ではたったの2%しかカバーされていない。
パキスタン・シンド州、子供の90%が未登録
パキスタン南部シンド州では、子供の90%が行政機関の帳簿に登録されていないようだ。同州高官がアジア開発銀行(ADB)の専門家に明かした話を地元紙が明らかにした。