早朝5時30分にもかかわらず、街は既に走り始めていた。プノンペンは巨大ビジネス街になりつつあるけれど、それと同時に観光産業も盛んだ。そのため、人気ゲストハウスはそれぞれ独自のツアーを組み、観光客の日程に早朝から合わせるのである。案の定、行きつけのCapitolゲストハウスの食堂は満席。
アジア・大洋州
プノンペンのインターネットカフェで仕事-プノンペン近郊のスラム地区センソックへ取材
今日はビールを飲まずに書いている。あまりにたくさん書きたいことがありすぎて、ビールなど飲んでいられない。飲んだら寝るな。それは無理である。だから今日は飲んでいない。夜中に部屋の窓を全開にしていても30度はありそうな蒸し暑さ。本当なら飲まずにはやっていられない。冷たい水もすぐにぬるま湯になる。
開発途上国の発展とは何か?開発実務家のキャリアとは何か?
ときどき考えることがある。誰かのため、とりわけ途上国の発展に貢献しようとして仕事している人の生活水準はどうしても低くなってしまって、時にはボランティ アなんて事もあったりする。他方で、日本や他の先進国で途上国の安い人件費を利用して、自国民が安くものを買えるようにしたりする人はたくさんのお金を 持っていたりする。
プノンペンにオリンピックスタジアムがなぜ?
プノンペンは活気であふれている。毎日新しい店が街のどこかで産声を上げ、大きなビルがいつの間にか家の隣にできていたりもする。昨年、はじめて訪れたこの街で、「これが途上国っていうものか」と、率直に思ったのを覚えている。
タケオのゲストハウスにて-プノンペンの喧騒を忘れる瞬間
タケオの湖が赤く染まり、西の空に夕日が沈んでいく。下校途中の学生や仕事帰りの大人たちが湖の畔を軽い足取りで戻っていく。ゲストハウスの2階テラスでゆったりと眺める景色は、時間を忘れさせてくれた。昨夜プノンペンで買ったパンをほお張る。ふとその時、一人のカンボジア人が僕の横に腰掛けた。左腕がない。
タケオのバイタク(モト)とトラブル-田舎街の田園風景は素晴らしい
昼下がりの田舎町は活気であふれていた。僕は人口わずか4万の小さな町のど真ん中に降ろされた。太陽の日差しが眩しい。しかし、それ以上に周囲の視線が四方八方から強烈に僕に注がれているのを感じた。観光客などほとんど来ないであろう。
ポチェントン国際空港へプノンペン到着、バスでタケオへ-詐欺タクシー?
プノンペンの喧騒は隣国ラオスの首都ビエンチャンとは全く比べ物にならない。都市全体が金儲けの渦の中に飲み込まれつつあるように感じる。2006年3月にここを訪れたとき以上に人々は慌しく走り回っていた。
ラオス国営航空の対応-パクセ経由プノンペン行きは波乱の幕開け
搭乗2時間前になり、周囲が慌しくなってきた。どうやら搭乗手続きが始まったようだ。搭乗客が長蛇の列を作り、カウンターへ一直線に伸びている。僕は前から10人目くらいの位置につけた。5分、10分、15分。しかし、待てども待てども蛇の頭は見えてこない。いくら待ってもなかなか前に進まない。
ラオス国営航空でプノンペンを目指す-ワットタイ国際空港は2つある?
最後の最後でどんでん返しが待っていた。値切り交渉の末に安運賃で空港へ辿り着くことができたまではよかった。しかし、そこに落とし穴が待っていたのである。 空港へ到着してまず確認しなければならなかったことは、「本当に予約した飛行機が飛んでいるか」だった。
ビエンチャンワッタイ国際空港へトゥクトゥクで行く-値段交渉編
この旅始まって以来のひどい頭痛。重い頭を2、3発叩いてからベッドから出た。どこへ行ってもいつもと変わらぬ気持ちで生活できるのが特技になりつつあるが、さすがに体は疲れているようだ。ただ、変な病気にかかったわけではないと確信していた。