※この記事は2010年に執筆されたものです。カンボジアの貧困率を別の記事でアップデートしましたので「カンボジアの貧困問題、現在の状況と見通し(2016年10月31日掲載)」もあわせてご覧ください。また、カンボジアの貧困と開発に関する最新記事の一覧はこちらからご覧になれます。
概要
最新の統計によると、カンボジアにおける貧困率(消費貧困線)はそれぞれ、農村部で34%、都市部(プノンペン除く)で21%、プノンペンで5%となって いる。また、絶対的貧困率は地域順に17%、13%、3%と見積もられている(2004年)。さらに、貧困層の人口の実に91%は農村部に集中してい る。*カンボジアにおける貧困線は2種類ある(Food Poverty LineとPoverty Line)。
貧困率の傾向
カンボジアにおける貧困率の変化は、その加速する経済成長の利益をまともに受けているように見える。経済発展の度合いが著しいプノンペンにおける貧困率は限りなく0に近づいている一方で、地方都市やとりわけ農村部における貧困率は依然として高いままだ。
関連記事
・カンボジアにおける貧困問題(貧困率)
・カンボジアにおける貧困問題(貧困線:貧困ライン)
外部リンク
・カンボジアにおける貧困(外務省)
参考文献
・World Bank (2006) Cambodia Poverty Assessment-Halving Poverty by 2015?