先日、大学の先生と「豊かさって何だろう」という話になった。「平和と発展」というタイトルで勉強している事情、この疑問をしばしば自分に投げかけることがある。ただ、いつもその途中で挫折してしまい、答えにはたどりつかない。先生と話していたときも結局、胸の奥につっかえていた小さなしこりは取れなかった。
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ビエンチャンでラオ航空を予約する
目を瞑ったと思ったら、もう朝だ。体が疲れているせいなのか。それとも単に無神経なだけなのか。この日もよく眠れた。日本にいるとどんなに寝てもまだ寝たりないと思うことがよくある。しかし、この頃はやけにサッパリした朝を迎えることができている。
ラオスの首都ビエンチャン
あと数年後にこの街は日本人で溢れかえるだろう。気温30度を軽く上回る炎天下の中、へとへとになりながら歩いた首都ビエンチャン。首都でありながらメコン川 のほとりにひっそりと佇むこの小都市はヨーロッパからの観光客を魅了して久しい。
肉と貧困-ベジタリアンが語る地球環境と食糧問題
ゆっくりと話し始めた彼の言葉に何度も頷いたのを覚えている。日常生活とどこか遠くの国で起きている事とが、僕の中で一本の線で結ばれた瞬間だった。
タイ・ラオス陸路国境越え-バスで首都ビエンチャンへ
日も傾いてきた頃、僕はどこの国にもいなかった。昼食後に乗ったバスはタイとラオスの国境へ到着していた。全乗客は出国手続きを行うため一度下ろされた。タイ の出国手続きを終えた後、ラオスの入管までは5メートルくらいある。だからその5メートルはどこの国にもいないこととなるのだ。
コーンケンのゲストハウスからノンカイへ鉄道の旅
寝る前に開けておいた窓からは、耳障りな目覚ましの音が聞こえてくる。通りに面したこのゲストハウスでは、ニワトリや野鳥たちの声が朝を告げるのではなく、原付のエンジン音が朝を知らせてくれる。それでも朝7時30分まではしっかりと眠り、昨夜から9時間以上は寝ている。
バンコクからコーンケンへ鉄道で行く列車の旅-駅弁編
列車の窓から外に目をやると、華やかに近代化の進んだ首都バンコクが負の側面を覗かせる。巨大ビル群の陰に立つ2階建ての簡素な掘っ立て小屋群はその象徴的光 景だった。隣の家との間は10cm。どこが入り口かもわからないくらい密集したぼろぼろの小屋に住む人々もこの街にはいる。
バンコク発ラオス行き-バックパッカー鉄道列車の旅
ようやくバンコクに到着したときには午前3時を回っていた。3、4時間のフライトの間に少しでも眠りたかったのだけれど、機内サービスのためにせわしなく動き回る乗務員はそれを許してくれなかった。
セックスの街バンコク
何とか乗り継ぎ方法を確認した後に待っていたのは、予期せぬ知らせだった。バンコク行きの搭乗時間がせまっても、電光掲示板にはその乗り場ゲートは示されてい なかった。4時間待ちの乗り継ぎ時間は見る見るうちに過ぎ去り、ようやくわかった事実は3時間の遅延で、出発時刻は夜中の23時過ぎとのこと。その日の天候は晴れ。他の全便は通常運行しているのに何故かバンコク行きだけが遅れているとのことだ。
誰の地球? セバン・スズキから15年
今日は1992年に国際会議で行われた演説を聞いてもらうことから始めたいと思います。話をしているのは、国連や政府のお偉いさんでも金持ちのビジネスマンでもなく、当時12歳だったセヴァン・スズキという日系カナダ人の少女です。