8月31日、ネパールの首都カトマンズにおいて、日本政府とネパール政府との間で3億円の無償資金協力「学校セクター開発計画」に関する書簡の交換が行われました。
ネパールではこれまで教育分野の支援を行っており、同国の基礎教育就学率は約9割まで向上しました。しかし、地域、民族間による教育へのアクセスの格差、それに伴う児童の学力差是正が引き続き課題となっています。
今回の協力は、「学校セクター開発計画」の実施を通じた質の高い教育の普及というネパール政府の政策目標の達成を包括的に支援するため、援助資金を直接先方政府に供与するものです。
この協力を通じて、日本が同国でこれまで実施してきている技術協力プロジェクト「小学校運営改善プロジェクト」等から得られた成果・教訓を活かしつつ、ネパール政府に対する政策レベルの支援を強化することにより、同国学校教育の課題である学校運営改善に向けた開発効果が期待されます。
プレスリリース配信元:外務省