イスラエル, パレスチナ

私の戦争日記:魂のガザ-7日目

photo credit: Lives Some Live
photo credit: Lives Some Live

おととい爆撃された車のことを覚えているだろうか。生死の狭間でもがいていた運転手が今日その戦いに敗れた。頭に重傷を負った彼は必死に生きようとしたが、叶わなかった。攻撃されたとき、彼は市の職員としての職務中だった。水道管の確認をしている最中に彼は命を落とした。

彼と同様に、市の職員は戦争が始まってから休むことなく働いている。特に医者は毎日24時間体制で病院に詰め、命の火を消さないように最善を尽くしている。彼らの多くは7日間、家にも帰っていない。ラマダン期間中だというのに手術が多く、どうやって彼らは休むのだろうか。

パレスチナ人医師の中に、ノルウェー人の医師を見つけた。戦争が始まってからガザへ来たという。直近の3回の戦争全て、彼はガザで医療行為をしているようだ。彼らは単に大切な時間と労力を費やしているのではない。ここにいれば外国の彼らだって攻撃の対象となる。それにもかかわらず、自らの命をも危険にさらしてここにいる。

彼らに勇者の称号を与えたい。

 

* これはガザ市民である筆者が体験した51日間にわたる破壊と悲しみの物語です。2014年夏、イスラエルはガザへ侵攻し、大規模な攻撃を仕掛けました。ガザの市民にとっては悪夢です。戦争は単に政治の道具ではありません。突然死を迎える人々、恐怖。いつ終わるかもわからない無限の恐怖です。この記事はLives Some Liveに掲載されたものを著者の許可を得て掲載しています。

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