早くも6日目。ガザ地区北部の家を失った住民はUNRWAが運営する学校に避難している。国連機関が運営しているから大丈夫。住民はそう考えているのかもしれない。しかし、2009年の記憶が蘇る。UNRWAの運営する学校が攻撃され、避難していた住民が犠牲になった。
なんて素敵な占領軍でしょう。彼らは避難住民にパンフレットを配った。そこには次に攻撃される地区が予告され、何時何処へ非難すべきかが書かれている。だけど、彼らは最も大切なことを書き忘れている。いつ彼らがイスラエルへ帰っていくのかを。
依然として、住民を標的にした攻撃、家屋やモスクの破壊は続けられている。
同時に、ソーシャルメディアを通じて私たちへの支援の声が毎日届いている。もし60年前にこれほどソーシャルメディアが強い影響力を持っていたら、まだ戦争は続いていただろうか。今、世界中がイスラエルがどんな国家なのかソーシャルメディアを通じて知っている。
* これはガザ市民である筆者が体験した51日間にわたる破壊と悲しみの物語です。2014年夏、イスラエルはガザへ侵攻し、大規模な攻撃を仕掛けました。ガザの市民にとっては悪夢です。戦争は単に政治の道具ではありません。突然死を迎える人々、恐怖。いつ終わるかもわからない無限の恐怖です。この記事はLives Some Liveに掲載されたものを著者の許可を得て掲載しています。