今日は比較的静かな一日。それは状況がよくなったわけではなく、彼らがほかの地域の攻撃で忙しいからだろう。ここには誰一人幸せそうな顔をしている人はいない。みんな悲しみに暮れている。誰かの家族の死をニュースは絶え間なく流し、街は孤児であふれかえっている。両親が殺され、子供は親を失った。
私のかわいい妹は空爆の最中ずっと泣いていた。「どこか安全な所へ行こうよ。」彼女の問いに私は答えることができなかった。どこへ行っても爆弾の豪雨が降り注ぐ。イスラエル軍の地上進行に誰もが怯えている。イスラエルは水、電気、インターネットの供給を止めようとしているそうだ。
もう書く気力を失った。
この一枚の写真が私の想いを伝えるだろう。ガザの子供たちは今、こうして眠りにつく。耳を抑えれば、恐ろしい爆音を聞かなくて済む。そうすれば安心して眠れるから。
* これはガザ市民である筆者が体験した51日間にわたる破壊と悲しみの物語です。2014年夏、イスラエルはガザへ侵攻し、大規模な攻撃を仕掛けました。ガ ザの市民にとっては悪夢です。戦争は単に政治の道具ではありません。突然死を迎える人々、恐怖。いつ終わるかもわからない無限の恐怖です。この記事はLives Some Liveに掲載されたものを著者の許可を得て掲載しています。