大学院で開発学を履修している方
開発学、開発経済学、教育、公衆衛生、文化人類学、社会政策、情報通信技術、公共政策、マネジメント、公共調達、人道援助、栄養学など、開発途上国の開発全般および貧困問題に関するトピックを学んでいる方を対象としたガイドラインです。
開発援助業界では、実務家が大学院へ戻って最新の研究を学ぶことが一般的になりつつあります。「研究が実務の5年先を行っている」と言われるほど、実務が研究から得るものは多いとされます。これは逆言えば、開発実務の経験がない大学院生であっても、最新のアプローチや議論の紹介をすることで有益な情報を提供できるということだと思います。
大学院生は日常的にアプトプットを行っています。文献レビュー、期末論文、講義ノートに少し手を加えて発信することで、引き出しに眠ってしまう知識を世の中へ発信することができます。ここでは、「これなら書ける」と思っていただけるように、思いつく限りの例を挙げてみました。
最新の研究を実務へ伝える
文献レビュー
大学院生はコースワークの過程で膨大な数の論文を読みます。それらの中から実務に通じる文献を紹介すれば実務家の目に留まり、活用されることとなるでしょう。
タームペーパーの活用
学期末になると多くの大学生が期末論文を執筆すると思います。2週間かけて書いた論文がフォルダに眠っていませんか。大学の課題を通じて得られた知見や論文の概要をまとめれば役立つ記事になります。
講義ノート
講義ノートの整理をしているうちに、わかりやすいように噛み砕いてまとめた経験はありませんか。自分にとってわかりやすい表現でノートをまとめなおしたものは、他人が読んでもわかりやすいものです。難しい論理やアプローチを簡単に説明する記事は実務家にとても重宝されます。
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2019年8月1日
The Povertist編集部