JICAがブータンで技術協力で合意、橋梁300本の修繕
国際協力機構(JICA)は5月20日、ブータン政府との間で技術協力プロジェクトの実施へ向けた合意文書(Record of Discussions)へ署名した。案件計画額は、2.5百万ドル(約2.5億円)。
現地報道によれば、JICAはブータンの行政およびエンジニアに対して、橋梁の建設・維持管理能力の強化に協力する。技術協力プロジェクトの実施期間は、2016年7月から3年の予定。その間、国内に点在する橋梁約300本の修繕を目指す。
これまでもJICAは、ブータンでインフラ整備・維持管理に協力してきた実績がある。直近では、2011年から2014年にかけて農道架橋の設計や実施監理能力の強化で、技術協力を行ってきた。また、過去数十年にわたって無償資金協力でインフラ整備に注力している。
また、今年3月には、無償資金協力「第三次農村道路建設機材整備計画」で約10億円の供与で合意している。
山間の国ブータンで、山がちな地形の中で日本が培ってきた技術が生きている。過去数十年にわたるブータンでの協力を土台に、今後もインフラ整備を通じてJICAは協力していくようだ。
ハコモノに加え、日本の技術と顔の見える支援がJICAの真骨頂。今後のブータンでの協力に期待したい。
過去の関連事業
- 第三次農村道路建設機材整備計画(2016)
- 第二次農道建設機材整備計画(2009)
- 第二次橋梁架け替え計画(2005-2007)
- 道路建設機材整備計画(2005-2007)
- 農村道路建設機材整備計画(2004)
- 橋梁架け替え計画(2001-2003)
- 第2次道路建設機材整備計画(1995)
- 道路建設機材整備計画(1987)
参照