輸血が原因で2,234名の感染が確認されたことを、インドの現地メディアが報道した。これはインド政府が実施した調査結果で、過去17ヶ月間だけでこれだけの被害が報告されたとのこと。
今回の事故は広く分布しており、ウッタルプラデシュ州(361件)、西部グジャラート州(292件)、西部マハラシュトラ州(276件)、ニューデリー(264件)だった。
1980年代に日本国内で発生した薬害エイズ事件では1,800名の感染が報告されて社会問題となったが、今回のインドのケースはそれをはるかに凌ぐ規模。
こうした深刻な状況にもかかわらず、病院や血液バンクなどに対して具体的な指導や規制が行われていないことに、現地のアクティビストなどが声を上げている。