日本

新年を彩る美しいジュエリーたち

Photograph: HASUNA Co., Ltd.

「エシカル・ジュエリー」という言葉を聞いたことがあるだろうか。直訳すると「倫理にかなったジュエリー」。やや固苦しく日本では聞きなれない言葉かもしれない。

エシカル・ジュエリーとは、「人」、「社会」、「環境」に配慮したプロセスにより生産・消費されるジュエリーのことをいう。日本にも10年ほど前からこのアイディアが少しずつ広まりつつある。

このアイディアを日本で先駆的に発信し「手に届く瞬間までのストーリーすべてが偽りなく美しい」ジュエリーを提供するのがHASUNA(ハスナ)である。

ハスナのジュエリーは、どれもとても美しい。もちろん好みはあるかもしれないが、どれも洗練されたデザインで、よくある「フェアトレード」商品として売られているアクセサリーとは一線を画している。

Photograph: HASUNA Co., Ltd.

例えば、bijoux l’uniqueシリーズ。一つ一つデザインの異なるウィルクス貝と、ゴールドとダイヤモンドの繊細なコンビネーションが印象的な同シリーズはハスナの人気ラインの一つだ。

このジュエリーに使われているウィルクス貝は、ベリーズで採れる希少な貝である。ハスナで使用しているウィルクス貝は、現地の工房で加工が行なわれている。加工を行うのはベリーズの熟練職人だ。途上国の職人の多くは、たとえ熟練して十分な技術を習得していても、その技術に見合う賃金が貰えないという現状がある。しかし、同工場で働く職人には技術に相応した対価がしっかりと支払われている。ベリーズで研磨された貝は、日本の職人により最終形成が行われ、ゴールドとダイヤモンドをあしらわせる。

Photograph: HASUNA Co., Ltd.

このジュエリーで使われるダイヤモンドは、ロシア、カナダ、ボツワナのいずれかから採掘されたものである。市場に出回るダイヤモンド は、たとえ有名なブランドのものでも産地がわかっていないというのがほとんどである。ハスナは、産地がわかっており且つ、採掘現場における労働環境が良好であるところから採掘されたダイヤモンドのみを使用している。カナダについては法律により、採掘後、採掘現場を元通りに戻す義務が課さられており、自然にも配慮した制度が整っている。

最後にゴールドについては、ハスナではフェア・マインド認証の下りているゴールドとリサイクルゴールドを混ぜたものを使用している。産地はペルー、中米のものが多い。フェア・マインド認証とは、児童労働が行われていない、水銀を使わずに採掘している等の条件を満たすゴールドのことを示す。一般のゴールドの市場価格よりも高く取引が行なわれている。

このように、ハスナのジュエリーは商品自体のデザインやジュエリーとしての美しさもさることながら、その生産過程のすべてが美しいジュエリーを提供している。

2016年秋にハスナは、リブランディングを行った。「エシカル」なジュエリーを提供していくのはジュエリー会社としての当たり前の責任。ストーリーが美しくて長く愛してもらって、世代を超えて使ってもらえる「絶え間ない」「永続する」という意味を持つ「パーペチュアル・ジュエリー」を提供していきたい、という思いからだ。

「まずは、商品が素敵でずっと身につけていたいと思うこと。その制作過程において、手に届くまでに携わった全ての人たちも幸せに豊かに、環境にも優しくあれれば。」

大切な人のギフトに、自分へのご褒美にパーペチュアルなハスナのジュエリーを選んでみてはいかがだろうか。

HASUNA(ハスナ)とは?

HASUNA(ハスナ)は、2008年にフルオーダーのウェディングリングの制作を開始し、2009年、株式会社として創業された。2014年には、日本で初となる責任あるジュエリー協会(RJC)の認証を取得している。現在は、東京表参道、伊勢丹新宿店、名古屋栄に3店舗を構え、オンラインショップの運営も行っている。

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