ペンシルベニア大学が毎年発表している世界のシンクタンクランキングが今年も発表された(GLOBAL GO TO THINK TANK INDEX REPORTS)。総合ランキングのトップはブルッキングス研究所で、国際開発分野のトップも同研究所だった。
注目すべきは、韓国開発研究院(KDI)の躍進だ。昨年は13位だったが、今年はチャタムハウスに次ぐ3位の大躍進を遂げた。アメリカの戦略国際問題研究所(CSIS)、イギリスの海外開発研究所(ODI)、開発学研究所(IDS)を差し置いての上位入選は注目に値するだろう。
アジア勢では、中国社会科学院(CASS)が26位、インドの研究機関が続いた。日本の研究機関は、JICA研究所の48位にとどまった。
総合ランキング
- ブルッキングス研究所(Brookings Institutions: US)
- チャタムハウス(Chatham House: UK)
- カーネギー国際平和財団(Carnegie Endowment for International Peace: US)
- 戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies: US)
- ブリューゲル研究所(Bruegel: Belgium)
国際開発ランキング
- ブルッキングス研究所(Brookings Institutions: US)
- チャタムハウス(Chatham House: UK)
- 韓国開発研究院(Korea Development Institute: Korea)
- ウィルソンセンター(Woodrow Wilson International Center for Scholars: US)
- ハーバード大学国際開発センター(Center for International Development: US)
※記事執筆時点で、ペンシルベニア大学の公式ページには報告書が掲載されておらず、外部ソースから一部引用している。正確な情報は、同大学の公式ページへアップロードされるのを待っていただきたい。