2015年1月、ルワンダの首都キガリで開催された研究会に参加した。「経済構造転換」と「包摂的経済成長」が明らかに重要なキーワードだった。昨今のトレンドを見ればこれは自然なことだった。ルワンダの貧困削減戦略ペーパーやVision 2020を見てもこれらのキーワードは使われている。有力な研究によれば、2020年までにルワンダが中所得国になるには、貧困層の大多数が従事する農業分野で経済構造転換が必要とのこと。過去の農業開発の流れは、ルワンダの将来へどのような教訓を語るのか。ここでは農業と教育に焦点を当てて検証してみる。