アフリカ

アフリカの飢餓対応、世界銀行が社会保障拡充を支援

Photograph: Oxfam

サブサハラアフリカで深刻な飢饉が発生している。6年ぶりに「飢饉宣言」が発せられた南スーダン[1]だけでなく、エチオピア、ケニア、ナイジェリア、ソマリアも飢餓発生のリスクに晒されている。

こうした状況に対して世界銀行は、約1,600億円を投じて社会保障システム整備を行う[2]。社会保障システムがあれば、災害時の緊急対応として即座に現金給付を行うことができる。社会保障のセーフティネットとしての役割を支援し続ける世界銀行ならではのアプローチだ。

世界銀行がサブサハラアフリカで実施する社会保障案件は現状で870億円規模に上り、さらに770億円相当の新規事業を準備中と発表されている。


[1] Ippei Tsuruga. 2017. 南スーダンで国連が飢饉を宣言、食糧不足の原因は人為的要因.
[2] World Bank. 2017. World Bank Group President Calls for Urgent Action on Hunger Crisis.

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