経済成長を持続することはケニアにとって捉えることのできない目標だった。しかし、ここへきて、望みを繋ぐ新しい政策が発表された。採取産業を復活させ、ケニアを東アフリカ地域のリーダーへ押し上げる。そういった政策がケニアが抱える社会的・政治的課題へ取り組むきっかけを作るはずだ。
ケニアには多様で豊富な自然の恵みがある。野生動物、ビクトリア湖・インド洋へのアクセス、木材、農業、最近発見された石油資源は、ケニアが開発プロジェクトへ投資するための資金源を確保していることを暗示する。
実は、天然資源の採掘は過去に何度も試みられてきた。たとえば、20世紀前半、イギリスによって試みられた金の採掘は、ケニア西部の町興しにつながり、その知名度を世界レベルまで引き上げた。
しかし、外国人による搾取は、ごく少数のケニア人に対して『短期的な利益』をもたらすに留まり、ケニアはそれ以上の恩恵を受けることができなかった。僅かな資源はすぐに底を尽き、結局、産業開発が続くことは無かった。原始的な技法で生計を立てる人々が、今なお30,000人はいるとされる。
この記事はThe Povertist編集部が原文の一部を翻訳して掲載しています。