先週金曜日に開催された労働組合の合同集会で、縫製工の推定生活給が176ドルであるとの結論に達した。プノンペンポスト紙が報じた。
労働者運動集団連盟の代表によれば、労働者らは毎月平均124ドルを消費し、47ドルを仕送りに回している。インフレ率3%を考慮すれば、平均的な労働者の毎月の支出は176ドルとなる。
独立系労働組合は2014年と2015年の2年間に渡り、最低賃金を177ドルに引き上げるよう要請していた。現在の最低賃金は140ドルで、裁定給付金額17ドルを含めれば毎月157ドルとなる。
しかし、カンボジア衣料製造者協会(The Garment Manufacturers Association in Cambodia=GMAC)の副事務局長は、「生活費のみが最低賃金の決定要因であるべきではない。賃金引上げに反対ということではないが、生産性の上昇なしに最低賃金のみが上がれば産業の息の根がとまってしまう」と話した。
労働組合らは今月19日に再び議論を行う予定だ。