カンボジア

エバ航空台北経由プノンペン行き-小籠包の味は忘れない

カンボジアレポート 2-関西、台北、そしてプノンペン

2006年3月23日 Taipei (TAIWAN)

写真: 台北。3月23日撮影 (2006年 THE POVERTIST / Ippei Tsuruga)
写真: 台北。3月23日撮影 (2006年 THE POVERTIST / Ippei Tsuruga)

「ピピッ・・ピピピッ・・・ピピピピピ!!!」
春休みボケの学生にとっての5時半は、真夜中だ。春分の日を過ぎた 春の風はまだ冷たい。高松の朝は瀬戸内海からの冷たい風とカモメの鳴き声で始まる。家を出るとすぐに漁港がある。漁師はとっくに帰港して、一杯引っ掛けて いるようだ。こんな時間に起きることはあまりないので、全てが新鮮に思えた。ツアー初日の朝はこうして始まった。
NGOのメンバーやツアー参加者とともに7時発なんば行きのバスへ飛び乗る。このルートは実家へ帰るときによく使うのだが、今回はどこか心躍る想いだ。い つもなら本を読んだり居眠りをするところだが、飽きることなく窓の外を眺めていた。田舎を出てくるときの心境に似ているかもしれない。
およそ3時間で関西国際空港へ到着した。飛行機による海外は初めてだ。と言うのも、以前に某テレビ局の企画で南の島へ行ったときは、船での旅行だったからだ。だからチェックインや荷物検査、出国手続きなど、全てがドキドキだった。ただ、全てといえども特記すべきことはある。チェックインカウンターでのこと だ。まず、ANAのカウンターでは目のやり場に困った。美人が一杯だ。飛行機に乗れば、さすが中国(注:正しくは台湾だが、当時は中国だと思い込んでいたらしい)大手のEVA航空。中国美人が迎えてくれた。ツアー初日にして上々の滑り出しである。
台北経由プノンペン行きの日程のため、今日は台北で一泊することになった。小龍包という肉汁たっぷりのおいしい中華料理にも出会えてもう幸せ一杯胸一杯、お腹一杯である。
台湾はほとんど日本と同じような雰囲気で、三越には日本のお菓子が並んでおり、通りへ出れば日本車がほとんどだ。物価はほぼ日本と同じで、食事とタクシーだけは安い印象だ。タクシーは30km660元(1元=4円)。1つ日本との違いをあげるとすれば、自動販売機が見当たらないことくらいだろうか。なぜだ ろうか。
人口500万の大都市であるが、東京や大阪などよりもはるかに整備されており、きれいな街並みだ。住むならば台北であろう。それほど綺麗なところである。 観光地らしい観光地はあまり有名ではないかもしれないが、立地が良いことなどから、日本人や韓国人観光客がこれからも増えるのではないかと感じた。もっとも、ビジネスの街としての将来性の方がはるかに大きいだろうが。
明日はいよいよカンボジア。そろそろ寝ようか。

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