食品栄養学の国際学術誌「the International Journal of Food and Nutritional Science」は、国民の栄養失調を根絶するため、カンボジア政府はさらなる政策を打ち出すべきとの見解を示した。プノンペンポスト紙が報じた。
同研究によれば、発育不良の5歳未満の子供は、2010年時点の45%%から2014年時点では32%に減少したものの、カンボジアの子供の死因の45%は未だに餓死だという。また、5歳未満の子供のうち24%が年相応より低体重と判断された。
カンボジアでは乳幼児の73%が亜鉛欠乏症で、71%が貧血、28%がビタミンA不足だという。また、労働している女性に関しても、忙しいために妊娠中もしっかり食事ができず、産後も子供と自分がしっかり食べられる時間がないという。
研究はカンボジアの文化的規範に問題の要因を見ており、世代を超えた栄養失調サイクルを懸念している。