開発援助に携わる実務家には、避けて通ることのできない壁がある。支援対象国の国内政治である。部外者である私たちにとっては、どれほど努力しようとも超えることのできない壁。しかし、すべての開発援助は国内政治によって選択され実行されるわけで、部外者である私たちは真正面から向き合わなければ実務を前へ進めることは難しい。
月: 2019年4月
転換期に向かう中央アジア
この一ヵ月の間に中央アジアでは、地殻変動ともいえる3つの大きな出来事が青天の霹靂の如く起こりました。一番大きかったのは、カザフスタンで独立後史上初となる大統領の体制移行が行われたことです。
2030年の援助
2030年はしばらく先のように感じられるが、私達が持続可能な行動が求められるいくつもの危機に直面していることを考えると、そうではない。
日本から世界各国へ、そしてネットワークへ、進化する一村一品運動
大分県発祥の「一村一品運動」は、今や世界各国で展開されている。JICA青年海外協力隊としてベトナムの農村開発支援NGO「VIRI」で活動中の山田邦永が、世界に広がる一村一品運動を紹介する。
スマートシティの前に
半月ほど前、バンコク一帯は大気汚染濃度が高くなり、小中高校、大学が2日間すべて休校になった。自分ではそれほど自覚はなかったが、街を歩くとみんながマスクをしていて、それが異様な光景に映り驚いた。
キルギス、大統領主催「地方開発に関する国家対話」
2月27日と28日の2日間にかけて、ジェエンベコフ・キルギス大統領主催により、地方開発に関する国家対話(National Dialogue on Regional Development)が開催された。
ウズベキスタン、国家戦略推進の強化
2016年9月、ウズベキスタンのカリモフ初代大統領の逝去・体制移行後、ミルジヨエフ新大統領は国内での改革を推進中である。
キルギス、セーフシティによる取り組み
キルギスでは、2019年2月セーフシティ・プロジェクト(Safe City Project)が本格的に開始された。具体的には、首都ビシュケクや国内の重要幹線道路の主要な交差点に監視カメラを設置するというものだ。
国連での仕事とそのモチベーション
本連載を開始させて頂いてから早くも半年以上が経過し、早くも予定していた最終稿がやってきてしまいました。思えば、本連載を始めた2018年8月には、エチオピアにある国連開発計画(UNDP)アフリカ地域事務所にて勤務をしていたのですが、2019年2月より本部のニューヨーク事務所に異動したりと、組織は同じですが、チームのメンバー、担当する役割も変わりました。
事業報告 2019年12月期(第1四半期)
2019年12月期(第1四半期)の事業報告です。詳細については、媒体資料 2019年12月期(第1四半期)をご参照ください。